一日生活していてどこかで100%必ず使う空間「トイレ」。
当たり前ですが皆さん毎日使いますよね?
人によっては、家の中で一番落ち着く場所に
なっているのではないでしょうか。
そんなトイレですが、こまめに掃除をしているはずなのに
なんかニオイがするな。と気になったことはないでしょうか。
人が居心地の良いと感じるトイレの条件として
『トイレのニオイが臭くないこと』があるくらい
人はトイレのニオイを気にしているのです。
水回りは掃除をしなくてはすぐに汚くなってしまいますし
その上、汚れがトイレ特有の悪臭に直結していまい
不快な空間を作ってしまいます。
毎日必ず使う空間であるのだから、
せっかくなら気持ちよく使いたいですよね。
またニオイが強いトイレでは、友達や恋人を家に
呼べなくなってしまいますよね。
今回はトイレをきれいに保つ掃除方法と掃除をしても
臭くなってしまうトイレの対策について紹介していきます。
どうしてトイレは臭くなるのか?悪臭の原因とは?
トイレのニオイって定期的に掃除していても
臭いなって感じることありませんか?
消臭剤や便器を磨いたりしているのに
中々嫌なニオイが取れないってことありますよね。
でもそもそも「どうしてトイレは臭くなるのでしょうか?」
何が悪臭の原因となっているのかって意外と知りませんよね。
トイレの悪臭の原因である、
4つの原因についてみていきましょう。
尿はねによるアンモニア臭
トイレが臭いと感じた時に一番に原因として
挙がるのが、この尿はねによるアンモニア臭です。
特に男性が用を足す際に立ってすることが
多くあると思います。
いわゆる立ちションですね。
ただ、家庭に置かれている便器は洋式トイレが
ほとんどで、立ってするようには作られていないため
非常に多く尿が飛び散ります。
尿はねは、目では見えないぐらい細かく
飛び散り床や壁といったところに飛び散ります。
量も1日約2300滴が飛び散ると言われています。
この飛び散った尿がそのままにされて
分解されることで、トイレの嫌なニオイである
「アンモニア臭」を発します。
トイレ内で繁殖するカビ臭
トイレは常に水が溜まっており、常に
締め切ってしまっているため空気が
こもって温度、湿度が上がりやすい
空間をなっています。
カビは温度が25度以上あって湿度が80%を
超えてくると活発に活動してしまいます。
そのためトイレの空間というのは非常にカビが
繁殖しやすい環境と言えるのです。
カビは便器の中だけでなく、壁や床それに普段
見えないので忘れがちですがタンクの中などにできます。
またトイレの壁や床下を通っている配管から
水漏れしてしまうと、どんなに掃除をしても
取れず強烈な「カビ臭」を発します。
配管の水漏れが怪しい時は、
業者に頼んで直してもらうしかありません。
排泄物・汚れからくる悪臭
トイレで最も嫌なニオイを放つのが、
この排泄物からくる悪臭です。
用を足したときに、排泄物が飛び散って
便座裏に付着してしまったり、流しただけでは
汚れが落ちずに残ってしまうことがあります。
それをそのままにしてしまうと
悪臭の原因になってしまいます。
他の汚れよりも汚れる範囲が便器内だけであり、
目で見てわかりやすいので、こまめに掃除を
することで、悪臭の発生は防ぐことができます。
封水切れによる下水臭
トイレが下水臭くなってしまう原因は、
配管から悪臭である下水臭が逆流してしまってくるためです。
トイレでは、封水と言われる便器内に
溜まっている水で下水臭の逆流を防いでいます。
ただ、この封水が長期間トイレを使用しなくて
水が蒸発してしまったり、トイレットペーパーなどが
詰まってしまったり、すると封水がなくなって
悪臭が逆流してしまうことがあります。
また場合によっては、配水管に不具合があり
下水臭が逆流することもあるので、あまりにも
ニオイが酷い時には業者に相談して見てもらう必要があります。
どこが原因?便器だけじゃない?!トイレのニオイの発生源とは。
トイレのいや~なニオイの原因が分かったところで、
では実際にどこからそのニオイがしているのか
特定する必要があります。
ニオイが発生する箇所を知ることで、
掃除すべき場所や対処を知ることができます。
壁・天井
トイレのニオイの一番の原因でもある尿はねは、
便器の外に飛び散ります。この時に壁に
飛び散ってしまい、拭き取ったり掃除をしないと
「アンモニア臭」が発生してしまいます。
また尿はねを放置してしまうとニオイ成分が
天井にも付着してしまいます。
トイレ掃除をするときに、便器周りだけを
掃除してしまう人がほとんどだと思いますが、
壁や天井もトイレ掃除の際には
水拭き+空拭きをするようにしましょう。
床(特に便器と床の境目)
壁と同様に尿はねによる尿の飛び散りは床に
多く飛び散ってしまっています。
尿はねは目で見ても見えません。
床や壁を目で見ての汚れていないからといって
そのままにしてしまうと雑菌が繁殖して
アンモニア臭を発します。
汚れていないと感じても掃除の際には必ず
便器周りの床を壁と同様に水拭き+空拭きを
するようにしましょう。
また床と便器の境目は汚れや菌が溜まりやすく、
ただただ雑巾がけをするだけでは取り除くことが
できません。意識して汚れを取り出すように拭き取りましょう。
古くなって使わなくなった歯ブラシなどを
使うときれいに掃除できます。
ウォシュレットと便器の間
意外と知られていませんが便器とウォシュレットには、
隙間があり尿はねなどの汚れが溜まってしまいます。
このウォシュレットと便器の間を
掃除している人は少ないのではないでしょうか。
この場所はウォシュレットを取り外さないと
掃除することができませんが、実はウォシュレットは
意外と簡単に取り外しすることができます。
月に1度は取り外しをして掃除することをおすすめします。
また長らく掃除していないと尿はねの汚れが蓄積して
尿石化してしまいます。その場合は酸性のトイレ用洗剤を
使って汚れを落としてあげましょう。
便器のフチ裏
便器のフチ裏は上から見てもしっかり見えないので、
どうしても汚れが残りがちになってしまいます。
特に奥のフチ裏はウォシュレットが上に来るため
より死角になりやすく見落としがちです。
また大きいブラシだけしか使っていないと
細かいところの汚れが取れません。
便器の中を覗き込むようにして掃除する
必要はありませんが、上からだけでなく
横から見るなどしてフチ裏には汚れが
あるものとしてしっかり掃除していきましょう。
トイレタンクの中
またこれも非常に掃除せずにそのままに
されてしまいがちですが、トイレのタンクの中は
常に水が溜まっておりカビが非常に
繁殖しやすくなってしまっています。
タンク内にカビが繁殖してしまうと便器にも
黒ずみが発生しやすくなってしまいます。
タンク内の掃除は止水栓を止めてフタを外し
てブラシなどで一つ一つ丁寧に磨くと
きれいになりますが、やり方がわからないと
中々難しいですよね。
ネットなどに掃除方法など載ってはいますが、
不安な人はタンク用洗剤をタンク内に入れて
放置するだけの簡単な掃除方法もあります。
理想はフタをあけて磨いて汚れを落とすことですが、
洗剤を入れてやるだけでもだいぶ汚れは
取れるので、タンク内も定期的に掃除しましょう。
換気扇
換気扇に関しては、換気扇自体がニオイの
発生源となることはないのですが換気扇を
掃除していないがためにカビが発生しやすく
なったりしてニオイの原因になってしまいます。
カビは空気がこもってしまって、気温、湿度が
上がることで繁殖しやすくなります。
その為トイレ内の換気扇の使用はカビを
防ぐためにも非常に重要となってきます。
ただ、掃除をしていないとほこりや汚れが
溜まって換気扇としての機能を発揮できなくなってしまいます。
そうするとカビが繁殖しやすくなって
ニオイの原因になります。
換気扇の掃除の仕方は、換気扇によって
異なりますので、説明書を見て掃除するようにしましょう。
トイレの換気扇はそこまで汚れにくいので、
1年に1回ぐらいの頻度で十分だと思います。
臭いトイレにしないために!日頃から注意すべき行動
トイレの掃除って嫌な人はほんとに嫌ですよね。
僕も少し潔癖症なところがあって正直トイレの掃除って
気が重いんですよね。
しかしやらないとやらないで汚くなるだけなので、
必ずやる必要があります。ただ、日頃からちょっとした
意識をすることで、汚れやニオイを軽減させることができます。
排泄物の汚れはその場で落とす
排泄物の汚れって用を足した直後は落ちやすいんですが、
固まってしまうと中々取れなくなってしまいます。
先ずは排泄物の汚れは、まだ落ちやすいその時に
落とすように心がけましょう。
特に下痢や便秘の時って用を足した後に
お尻をトイレットペーパーで拭いたりして
流すまでに時間がかかってしまうことってありますよね。
どうしてもお腹が痛くて長くなりそうなときは、
少しもったいないかもしれませんが用を足して
お尻を拭く前に一度流してしまいましょう。
そうすることで排泄物が固まる前に流すことができます。
また用を足した後に少しだけ便器を見て
汚れがある場合はブラシで擦るようにしましょう。
わざわざ洗剤をつけて磨く必要はありません。
便器内の水を使って簡単に汚れを落とすだけで
ニオイは大きく変わってきます。
立ちションは飛び散る原因ナンバーワン
最初の方でも触れましたが、男性の立ちションは
尿はねがものすごいでます。
目に見えないだけで約2700滴ものの尿はねになります。
そもそも洋式の便器は、座って用を足すように
設計されているので立ちションはしないようにしましょう。
流すときはフタを閉めて流す
意外とやってしまいがちなのが、トイレのフタを
開けたまま流してしまうことです。
フタを開けたままだと、立ちション同様に
流れる時の水しぶきが便器の外に飛び散ってしまい
ニオイ・汚れの原因になってしまいます。
またノロウィルスなどの菌の拡散を防ぐためにも
フタは閉めて流すように心がけましょう。
空気の換気は毎日すべき
節電の為トイレの換気は、使った時だけにしている人も
多くいると思いますが、基本的にはトイレの換気扇は
24時間つけっぱなしにした方がいいです。
トイレはどうしても風通しが悪く
空気がこもってしまいがちです。
そうすると用を足したときのニオイもこもってしまいますし、
カビも発生しやすくなってしまいます。
トイレの換気扇は、24時間つけっぱなしにしても
大して電気代はかかりませんし、それで
ニオイやカビを軽減できるのでつけっぱなしに
しておくことをおすすめします。
消臭剤は必ず置くべし
トイレはどんなに掃除してもやはり
用を足す以上ニオイは発生してしまいます。
消臭剤を置くことでトイレのニオイを解消させましょう。
またトイレのニオイの場合他の部屋の
ニオイの原因と違ってきますので、
必ず「トイレ用」と入っている消臭剤を使いましょう。
部屋用の消臭剤では、消臭すべきニオイが違う為
効果を発揮してくれません。必ず「トイレ用」の
消臭剤を使うようにしましょう。
またアンモニア臭は足元に溜まっていくので、
消臭剤は床に置いて使うようにしましょう。
トイレ掃除、ニオイケア便利グッズ
トイレは毎日使う為どうしてもすぐに汚くなってしまいます。
だからこそこまめに掃除しないとすぐに汚くなるし、
ニオイも発生させてしまいます。
こまめに掃除をするからこそ簡単に掃除やケアを
できるようなグッズを使って少しでも負担を
かけずにできる掃除道具をご紹介します。
厚手で流せるトイレシート
トイレ用掃除シートは、便器だけでなく
床や便座にも使えて尿はねを拭き取るのに
トイレ掃除では必須のアイテムです。
特に選ぶ際には厚手で使い終わったら
そのままトイレに流せるタイプを選ぶといいでしょう。
最近のトイレ用掃除シートはトイレに流せるものが
多いですが、中には流せないものもあり
それを流してしまうと詰まってしまう原因になるので、
使用方法を見て適切に使いましょう。
流せるトイレブラシ
トイレブラシで便器を擦って汚れを落とすのですが、
今までのトイレブラシでは毛が当たらずフチ裏の汚れが
落としにくかったのですが、
この「スクラビングバブル」のブラシなら
フチ裏にもしっかりあてることができます。
また毎回使い終わったブラシを流して使うので、
ブラシを清潔に保つことができます。
普通のブラシではそのままにしてしまいがちで、
ニオイの原因にもなってしまいます。
トイレスタンプクリーナー
トイレにくっつけるだけで流すたびに
洗浄・コーティングしてくれます。
使い方としては、トイレの便器にポチっと
つけるだけなので非常に使いやすいです。
これをつけても、排泄物の汚れはつくことが
ありますし全く汚れがつかなくなるというわけ
ではないですが、普段の掃除を楽にするにも
つけておくだけなのでぜひ使ってみてください。
トイレ洗剤
スクラビングバブル トイレ洗浄 超強力トイレクリーナーは、
「こすらず落とす!」と書いてある通り、ブラシを使わずに
強力な洗剤パワーで汚れを落とす洗剤になります。
使い方は、シンプルでただ便器内に
直接かけて2~3分そのままにするだけです!
非常に簡単に使えるのですが、
想像以上にきれいになります。
あまり手間暇をかけずにきれいにしたいという人は
ぜひおすすめになります。
まとめ
トイレは毎日必ず行くからこそ常に
きれいにして、ニオイも気にしないで
いいように保ち続けたいですよね。
トイレのどこが臭くなってしまうのか、
臭くなってしまう行為をいかに減らしていくかが
きれいにかつニオイを軽減させる方法になります。
日々コマめに掃除していれば、
そんなに嫌な作業ではなくなります。
家のトイレぐらいゆっくりと安らげるように、
ニオイや清潔さは保ったトイレを維持してあげましょう。