ダイエットに挑戦すると多くの人がぶち当たる壁として
「ダイエット臭」があるのではないでしょうか。
せっかくダイエットしてカラダが痩せてきたのに
なんか口臭や体臭が気になってしまったことはないでしょうか。
せっかくダイエットをして体を絞っても
体臭がきつくなっては元も子もありませんよね?
では、どうしてダイエットをすると口臭や体臭がきつくなってしまうのか。
ダイエット臭が出ないようにするにはどうすべきなのかを紹介していきます
どうしてダイエット臭でカラダが臭くなるのか
ダイエットが原因のダイエット臭とは?
よくやってしまいがちな
「食事制限のみのダイエット」や「急激なダイエット」を
行った時に汗や口、体臭が臭くなってしまったことはないでしょうか。
このニオイが「ダイエット臭」と呼ばれるニオイになります。
忙しい朝などに朝食を食べずにいる時や空腹状態が
長く続いてしまった時に甘酸っぱいようなニオイを
感じることがあると思いますが、
これも一時的なニオイではありますが、ダイエット臭の一つです。
ダイエットというのは
必要以上の食事を取らない食事制限・適度な有酸素運動
を行って食事と運動の両面から行っていく必要があります。
そうすることで、健康的に痩せていくことが可能になります。
ただ、実際には大人になると運動をする時間の確保が難しく
食事を制限するだけの方法でダイエットをする人が多く
つまり間違ったダイエットをしてしまっている人が多くいるのです。
この間違った方法でのダイエットは、不健康になるだけでなく
ダイエット臭を発生させる原因にもなり、口臭や体臭を
きつくさせてしまうのです。
また最近では「糖質制限」や「炭水化物抜き」などのダイエットが
すぐに体重が減るということで、実践している人を多く見かけます。
僕も以前ネットの情報と自分なりの考えで
糖質制限ダイエットを行ったことがあります。
その時は、基本炭水化物を取らずに肉と野菜など
低糖質のものばかり食べていました。
確かに体重は目に見えるスピードでどんどん
落ちていったのですが、それと同時に
体臭が自分でもわかるレベルできつくなっていったんです。
ちょっと汗をかくだけで、自分でも臭いと感じるぐらい
体臭が臭くなり、その時は本当に臭すぎて焦りました。
また体臭がきつくなるだけでなく、なんか毎日がだるく
疲れやすくなってしまい仕事に影響が出るようになってしまったので
これはまずいと思って急いでやめました。
このように正しい知識をもってダイエットはやらないと
不健康になるだけでなく、口臭や体臭にも影響が出てしまうのです。
ダイエット臭が発生する仕組みとは
間違ったやり方でダイエットをすることで、
ダイエット臭は発生してしまいます。
つまりダイエットをしていて、痩せてきても体臭がきつくなってきたな
と感じた時は、間違った方法でダイエットをしていることになります。
しかし、そもそもどうして
「間違ったダイエット」→ダイエット臭に
なってしまうのでしょうか。
それは食事制限のみでのダイエットでは、カラダの筋肉や水分が
落ちて体重が減るだけになり、基礎代謝を低下させてしまうのが原因となります。
運動不足+食事制限を行うことで基礎代謝がどんどん落ちてしまい
ダイエット臭を発生させるようになってしまうのです。
3段階で臭くなるダイエット臭
間違った方法でダイエットをしていくと、
段々と体臭がきつくなっていきます。
大きく分けて3つの段階でダイエット臭はきつくなっていきます。
第1段階 脂っぽいニオイ
食事制限をすることで、炭水化物やタンパク質が不足することで、
カラダがエネルギーを得るためにストックしておいた中性脂肪を
燃焼させていきます。
中性脂肪が燃焼されることで、ニオイの成分である「脂肪酸」に分解されます。
脂肪酸は代謝が低下しているカラダだと完全燃焼されることなく
血中に行きつき汗や皮脂と一緒に体外に出てくるのです。
この時に脂っぽいニオイを放つのです。
ただしこの時のニオイはあまりきついニオイではないので、
見逃してしまうことが多くあります。
しかし空腹状態から唾液の分泌量が減ることで、
この段階でも口臭がきつくなってきます。
食事制限だけでなく適度に運動もしていれば代謝が低下せずに
脂肪酸が血中に流れずに燃焼されるため
ダイエット臭を発生させずにすみます。
第2段階 アンモニア臭
第1段階の脂っぽいニオイの体臭に気づかずにそのまま
間違ったダイエットを継続してしまうと、さらに基礎代謝が低下して
常にカラダの基礎代謝が低下した状態になってしまいます。
そうなってしまうと熱の生産が少なくなるだけでなく、
血行が悪くなっていきます。
血行が悪くなると末梢組織への酸素の供給量が減ってしまい、
酸素不足に陥ってしまいます。
カラダが酸素不足の状態になってしまうとエネルギーの生産方法が
燃焼系から解糖系という方法に変わり、この解糖系での副産物として
乳酸を発生させてしまうのです。
乳酸にはアンモニアと一緒に汗の中に出る性質があるため
この段階での汗からはアンモニア臭が強くなってしまうのです。
アンモニア臭は不快に感じる人が多くいるニオイなので、
この段階で体臭が臭いのでは?と気づき始める人が出てきます。
第3段階 甘酸っぱい強烈なケトン臭
この第2段階での体臭に自分で気づけなかったり、気づけても
ダイエットを優先してしまっていると
さらにきついダイエット臭になってしまいます。
血中に増加した脂肪酸が、ケトン体というニオイ物質に合成され
甘酸っぱいような強烈なニオイであるケトン臭を放つようになります。
ケトン体は、糖尿病の時にでる「アセトン臭」と呼ばれるニオイと
同様なニオイで、とても強烈なニオイを放ちます。
このケトン体が血中に増加してくると
呼気から口臭として、汗から体臭として、尿から排泄臭として
カラダのいたるところから強烈なダイエット臭を発生させてしまいます。
この段階までくると本当にびっくりするぐらい臭いです。
僕は一回この段階まで行きましたが、その時は会社や高速道路などの
完全個室になっていないトイレで用を足すのが本当に嫌になりましたね。
おならも人の数倍臭くなったので、基本的に屋内では絶対しないで
おならをしたくなったら外に出てやったりしてました。
ダイエット臭は危険信号
ダイエット臭は不快に感じるニオイでニオイ自体に気づかない
人は中々いないのですが、原因がダイエットと気づかずに
ダイエットを継続してしまう人がたまにいます。
しかしダイエット臭は「体の状態異常の警告」なので
そのまま放置してしまうと疲れやすくなったり、
めまいやしびれなどの症状が出てきてしまいます。
体調異常が出るまでダイエットを続けてしまうとダイエットを中止して
体重が元に戻ってもダイエット臭だけが残ってしまうこともあるので注意しましょう。
早い段階で体臭に気づいて間違ったダイエットをやめれば
そんなに時間はかからずによくなりますので、少しでも臭いなと
感じたら一度立ち止まって冷静に対応するようにしましょう。
ダイエット臭を発生させないために
ダイエット臭を発生させないための心がけるべき習慣
食事制限だけでなく運動も意識的にやる
ダイエット臭が発生してしまう原因は、食事制限のみをすることで
カラダの代謝が低下してしまうことにあります。
その為先ずダイエットをする上で大切なことは代謝を上げることです。
カラダの代謝を上げるにはマラソンなどの有酸素運動を行うことが効果的です。軽くランニングをしたりウォーキングを1日30分程度行うことで
カラダの代謝を高めることができます。
また代謝を高めるだけでなく筋肉を落とさないように維持することも大切です。
ケトン体は肝臓で作られるのですが、肝臓ではケトン体を燃焼すること
ができません。
ケトン体は筋肉と脳でのみ燃焼することができるため、
筋肉の燃焼力が高く維持できていることが必要になります。
毎日少量の筋トレを行うのもいいですし、
簡単な方法としてはお風呂に入った時に手足の指を
握る→開く→握る→・・・・
このように繰り返し行う「グーパー運動」をやるといいでしょう。
目安としては1日50回程度やるようにしましょう。
この運動をやるだけでもかなり筋力の燃焼力を高めることができます。
汗腺を鍛えて良い汗をかこう
汗のそもそもの役割は、上がりすぎてしまった体温を下げることです。
汗をかいた時の蒸発する気化熱で体温を下げていきます。
汗は血液からできてきて、汗腺を通って体の外に出てきます。
この時に汗に含まれるカルシウムやミネラルといった成分が
汗腺を通りろ過されることで、カラダの外に出る時には
限りなく水分に近い汗になるのです。
しかしこの汗腺は、汗をかかなければかかなくなる程
ろ過機能が低下してしまします。
特に日頃エアコンの効いた部屋で過ごしていたり、運動不足になっている人では
汗をかく習慣がなくなってしまっていて汗腺機能が低下してしまいます。
そうするとミネラルなどの成分が多く含まれた汗となってしまい
ニオイの原因となってしまいます。
適度に運動をして汗をかくのもいいですし、
日頃シャワーだけにしてしまっている人は
湯船につかって汗をかく習慣をつけたりすると良い汗をかけるようになります。
ダイエット臭に適した食材も意識しよう
食事もなるべくダイエット臭を防ぐような食材を選んで
食べるようにするといいでしょう。
代謝を高めるのに役立つ成分としては、
リコピンやアミノ酸、カテキン、ビタミンEなど様々あります。
食材で言うと、トマトや玉ねぎ、にんにく、納豆などを
食べるようにするといいでしょう。
また体の状態が酸性よりも弱アルカリ性の状態の方が、代謝は活性化します。
その為アルカリ性の食品であるわかめや昆布、こんにゃくやホウレン草などの
食材をよく食べるようにしましょう。
逆に肉類や魚介類などは酸性の食材になります。
最近の日本では食文化が欧米化してきていてこういった酸性の食品が
中心になってしまいがちですが、緑黄色野菜などアルカリ性の食品を
中心として食事をしてバランスよく食事をするようにすると
ダイエット臭を軽減させることができます。
ダイエット臭を発生させない正しいダイエットをする為に
ダイエットは正しい知識をつけてから挑戦
ダイエットをするときにほとんどの人がネットからの情報を
参考にしてダイエットに挑戦する人がほとんどだと思います。
しかし正しい知識をもってダイエットをしていかないと効果が出ないばかりか
きつい体臭を放つようになったり、健康に害を出してしまいます。
効果が出やすいと言われている
「糖質制限ダイエット」や「ケトジェニックダイエット」など
ありますが、それらはしっかりとした知識をもっている医師や専門の人に
監修してもらうことで正しく行うことができます。
自己流の食事制限などでは栄養に偏りがでてしまい体に負担がかかるだけで
正しくダイエットを行えません。
しっかりとした知識を身に着けてから正しくダイエットをして
健康的な体を手に入れるようにしましょう。
やりすぎNG!長期的な視点
よくやってしまいがちなダイエットの失敗例として挙げられるのが
この短期間での無理なダイエットになります。
はやる気持ちはわかりますが、ダイエットは生活習慣から食生活までを
見直して根本から生活を改善することで健康的なカラダになっていきます。
どのダイエット法もそうですが、短期間ですぐ結果が
あらわれるものはありません。
逆に短期間で体重が落ちるということは、カラダのどこかで
無理をしてしまっていることになります。
また短い期間で無理してダイエットをしようとするとどうしても
やりすぎなダイエットになってしまいます。
何事もやりすぎてしまうとどこかに負荷が生じてうまくいかなくなってしまいます。
運動をするにしても食生活を改善するにしてもダイエットは
長期的に継続することが必要であることを理解して
無理せずやりすぎないように継続して挑戦するようにしましょう。
パーソナルジムでプロ指導
普段運動していない人が急にダイエットをやろうと思っても
どうしても間違ったやり方になってしまいがちです。
基本的には、毎日の運動とバランスの良い食事をやっていくだけで
徐々に徐々に体重は落ちてきます。
ただ、中々結果が出なくて悩んでしまう人が多くいるのが現状だと思います。
そんな中ネットの情報や口コミで聞いた情報を自分流にアレンジして
間違ったダイエットになってしまう人がほとんどです。
そこでおすすめなのが、パーソナルジムでしっかりと今現在の自分の
生活習慣からカラダの状況を見てもらって適切にアドバイスをもらいながら
ダイエットをしていくことです。
まとめ
このように間違ったダイエットをしてしまうと効果が出ないどころか、
ダイエット臭を発生させるようになってしまいます。
せっかく体重を落とすことができても体臭がきつくなってしまっては
元も子もありません。
正しい知識をもって、健康的にダイエットをしてダイエット臭を出さずに
健康的でスリムなカラダを手に入れるように頑張りましょう。