ニオイで悩んでいる人って結構多いですよね?
筆者も大学生時代からワキの汗・ニオイがすごくなって悩むようになりました。
また電車やエレベーターなどの密室になると自分だけでなく
他人のニオイも気になってしまいますよね。
そうなんです!
日本人はニオイにとても敏感なのです!
ただ一口に【ニオイ】といっても感じ方は人それぞれなんです。
ニオイ自体を嗅ぐのは、『鼻』で嗅いでいますがそれを
「臭い」や「いい匂い」など判断するのは『脳』が行っています。
すごく当たり前の話かもしれませんが、この『脳』がニオイを判断している為、
同じニオイであっても人によっては『臭い』と感じたり、
不快に感じなかったりするのです。
そこの判断となるのは、その人の生まれ育った環境であったり、知識や経験などから嗅いだニオイの情報と照合して『脳』が判断しています。
特に日本人は清潔な環境での生活に慣れてしまっているので、わずかなニオイにも敏感に反応してしまうのです。
つまり自分が思っているほど自分自身は臭くないんです!!
ただそうは言ってもやっぱり『ニオイ』って気になりますよね。
そもそも『ニオイ』といってもいろいろありますよね。
汗のニオイ、香水のニオイ、部屋のニオイ、口のニオイ、洋服のニオイなどなど。
その中でも、カラダの場所でいうと「ワキ」「口」「足」のニオイは
気になる方が多くいるのではないでしょうか。
ではそれぞれがどうしてニオイが発生してしまうのか。
またその対策方法について記載していきたいと思います。
『ワキのニオイ』
いまニオイで悩む人の半分以上の方はこのワキのニオイで悩んだことがあるのではないでしょうか。若い段階からワキはニオイが発生しやすく筆者も大学1年の20歳前からこのワキのニオイに悩まされました。
わきがの原因
わきがの原因は、2種類あるうちのアポクリン腺から出る汗にあります。
汗腺は「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。
エクリン腺は、全身に分布しており大量にあり運動した時の体温調整の為に
汗をかいたりします。
一方アポクリン腺は、ワキの下、外耳道、下腹部など体の一部に分布しています。
アポクリン腺は毛穴と皮膚への出口が一緒になっており、そこから出る汗には
糖質や脂質、アンモニアなど栄養分の多く含まれており、それが皮膚に存在する
常在菌と混ざって酸化・発酵することでニオイが発生するのです。
汗自体にニオイはないのですが、汗と細菌が混ざることでニオイが発生してしまうのです。
ワキガの対策
食生活の見直しでワキガ対策!
肉中心の食事をすると、動物性脂肪や動物性たんぱく質を過剰に
摂取してしまうことになり、アポクリン腺の働きを活発にさせる性質が
あります。
肉を中心に食べれば食べるほど、ニオイの原因となる汗を出す「アポクリン腺」
から脂質やミネラルを含んだ汗が出やすくなり、体臭を出しやすい体に
なってしまうのです。
また数ある野菜の中でも特に「パセリ」を食べるようにするとニオイ予防になります。
「パセリ」には“クロロフィル”という消臭効果のある成分や“フラボノイド”
という殺菌作用や抗菌作用、防臭作用のある成分が含まれており、ニオイに
ついて悩む人にとっては必ず食べるようにした方がいいという食材です。
好きな人はそのままでもいいのですが、苦みのある食材なので細かく刻んで
食事に加えるなどしていくといいかもしれません。
また「お酢」もニオイ予防のある食材になります。
人は体調が悪くなったり、ストレスがたまってくると、体内に
疲労物質である「乳酸」が増えてきます。体内に乳酸が増えると体内環境が
酸性に傾き、汗の中にアンモニアが多くなり臭くなりやすいのです。
お酢を飲むことで、その「乳酸」の生成をお酢を抑えることができ体臭を
軽減することができます。
肉中心ではなくバランスよく食事をとり、1日の食事にパセリをいれた食事を
とるようにする。
また毎朝お酢をコップ1杯飲むようにするとだいぶニオイについて変わってくると思われます。
『口臭のニオイ』
口はモノを食べたり飲んだり、呼吸をしたりといろんなものが出入りをするため
どうしてもニオイが発生しやすくなってしまいます。
口臭の原因としては大きく分けて2つあります。
「内臓」と「口の中」です。
「内臓」が原因になる場合は、胃腸や肝臓などの臓器の機能が低下して
しまったり、糖尿病などで調子が悪くなってしまうと独特な口臭が
発生してしまいます。
「口の中」が原因の場合、口の中に食べかすが残っていたり、虫歯や歯周病に
なると口臭の原因になります。
つまりニオイの元となる内臓や口の中をきれいに保つことで、
ニオイの予防につながるんです。
また唾液には「リゾチーム」とういう酵素が含まれております。
この酵素には細菌を殺して繁殖を抑えて口臭を防いでくれる効果があります。
朝起きると誰しも口が臭くなるのは、寝ている間はこの唾液の分泌量が
少なくなり殺菌力が低下しているためです。
またお腹が空いていたり、長時間緊張していたり、生理の時なども唾液の分泌量が少なくなりやすく口臭が発生しやすいタイミングとなります。
口臭が臭くなりやすい原因
口臭が臭くなりやすい原因としては
・朝食を食べない
・食事をあまり噛まずに食べてしまう
・お酒やたばこなどの嗜好品の摂取量が多い
・コーヒーをよく飲む
・口呼吸をしてしまっていることが多い
・ストレスをため込みやすい体質
・夜更かしをしがち
などがあります。
食事をとらなかったり、噛む回数が少ないと唾液の分泌量が少なくなり、
雑菌が増殖してしまいます。
アルコールやたばこ、コーヒーは口腔内環境を酸性化してしまい雑菌が
増殖しやすくなってしまいます。
ストレスや夜更かしは自律神経の働きを乱して、唾液の分泌量が
少なくなってしまいます。
このように食事や嗜好品、睡眠などの生活環境を見直すことで口臭を
予防することができるのです。
口臭の対策
食品は「アルカリ性食品」と「酸性食品」に分けることができます。
酸性食品を多く食べてしまうと、体内や口の中が酸性になり、体臭や口臭が
発生しやすくなってしまいます。
また血液も酸性に傾くと抵抗力が落ちて、病気になりやすくなってそこから
口臭につながってきてしまいます。
その為アルカリ性食品を多くとるように意識することで、体臭の予防だけでなく
健康にも良くなります。
※緑黄色野菜や海藻類、キノコ類などはアルカリ性食品
豚肉や牛肉などの肉類や、砂糖や米の穀類、魚などが酸性食品
また内臓に負担をかけないようにするのも口臭予防になります。
睡眠中は胃腸が休む時間の為、食べ物の消化が終わる前に寝てしまうのは
NGなんです。
就寝する時間の2時間前には食べないようにすることで胃腸への負担を
軽減することができ口臭の予防にも繋がっていきます。
緑茶や梅干しも口臭予防には適している食材です。
緑茶には、カテキンやフラボノイドなどの成分が含まれております。
この「カテキン」は強い抗菌作用があり口の中の雑菌を除去してくれます。
また虫歯予防もしてくれます。
カテキンもフラボノイドも口臭を予防するための成分が含まれているので、
食後には緑茶を飲む習慣をつけると口臭予防になります。
梅干しには、唾液の分泌を促す作用があります。
先ほども書きましたが、唾液には殺菌作用がある酵素が含まれているため口臭予防には適した食材となっております。
食後にやるべきこと!
食後は、すぐにうがいをすべき!
口の中は温度が高く、食後1~2時間程度の短い時間で食べかすが発酵して
ニオイが発生してしまいます。そのため食後すぐに歯磨きをするのが
理想なのですが、中々毎回歯磨きをするのは難しいと思います。
そういう場合にも食後にすぐにうがいをするだけでも、歯や歯間に付着している食べかすを多少なりとも落とすことができるので、うがいをするように心がけましょう。
口臭予防には食生活や生活習慣を見直していくことでニオイを予防することが
できます。
また食後のうがいや、緑茶や梅干しなどちょっとした手間をとることで
口臭予防につながっていきます。
『足のニオイ』
足の裏側は1日にコップ1杯分の汗をかくとも言われており
体の中でも多く汗をかきやすい場所です。
新陳代謝ででてくる古くなった「角質」と「汗」が混ざって分解されることで
ニオイが発生してしまいます。
また足は細菌が活動しやすい環境が整ってしまっているのです。
足は靴や靴下を履くと空気が循環せずにこもってしまい温度が上がりやすく
汗をかきやすくなってしまいます。
またその汗自体も蒸発せずにこもってしまいます。
そして足が蒸れると角質がはがれやすくなり、細菌の栄養分が増えていき
ニオイの発生しやすい環境が整ってしまうのです。
足のニオイ対策
・制汗スプレーやクリームを使う!
制汗スプレーやクリームなどの制汗剤を足の裏や指の間にしっかりと塗って
靴を履くまでにしっかりと乾かして履くようにする
・靴は履いたら乾かす
靴が蒸れてしまうとニオイの原因になってしまうので、1日に何度も靴を
脱ぐようにして少しでも風に当てて蒸れないように心がける
・インナーソールを活用する
吸汗性の高いインナーソールを使うことで、インナーソールが
汗を吸ってくれて蒸れを防いでくれるのでニオイ対策になります。
・靴は必ず休ませる
靴は湿気を含んだまま履いてしまうとニオイをため込むことに
なってしまいます。しっかりと靴を乾かした状態で履けるように何日も
連続して履くのは絶対に避けて、1日履いたら2日間は靴を
休ませるようにしましょう。
まとめ
「ワキのニオイ」「口臭」「足のニオイ」どれもちょっとした工夫を
するだけで、ニオイの予防をすることができます。
いろいろな制汗グッズがありますが、まずはこのように生活習慣や工夫をして
お金をかけずにニオイ対策をしてみてはいかがでしょうか。